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「やっ…やめて下さい…!」
「黙って大人しくしやがれ!!」
…おっと。
これは3人くらいで1人を襲ってるな?
この学校は男子高のくせに強姦が多発する。
襲われてしまうのは大抵可愛い顔した男の娘とか綺麗な美形だったりとか。
俺は笹からデッキブラシを受け取り、左耳に付けているピアス型連絡機器にスイッチを入れた。
この機械、風紀と共同で開発したのだが、ものっすごく便利だ。
ちなみに俺は二つ付けていて、右耳のは学管委員と、左耳は白幡風紀委員長と繋がるように設定してある。
経費が有り余っているこの学園だから開発出来たようなものだから、たとえ男同士のアーーーッを見て気分が悪くなるのだって我慢してやれるさ、、
「白幡、5階トイレで強姦だ。1人こっちによこせ」
『なにっ!?』
強姦と決まったわけではないが、そう言えばすっ飛んで来るだろうな。
「笹、出口で待機だ」
「1人で大丈夫か?」
「あん?3人とか余裕だわ。寝起きでも楽勝だっつの」
軽口を叩いてトイレに突撃。右手にはデッキブラシ。突然の侵入者に奴らがバッとこちらを振り向き威嚇してくる。
「なんだお前は!!」
「邪魔すんならズタズタに切り裂くぞ!」
「ちょっと待て…あれ、もしかして学管の紺野夏文じゃないか?」
「え」
「え」
なんだお前は!!って言われると某アニメの悪役のアレをやりたくなるよね。やりませんが。
「そこの3人、黙って俺に連行されな。抵抗するならお兄さんが優しくオネンネさせてやらぁ」
俺は勢いよくそいつらに突っ込んでいった 。
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