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その後、白幡と共に風紀委員のアジトである第一風紀室に足を運んで後始末。
ちなみに俺たち学管が使う第二風紀室が5階にあるのに対して、第一風紀室は6階に位置している。
実に面倒だ。しかも紛らわしい。プレートを手作りしようと心に誓って、笹と一緒にソファーに腰を下ろした。
事情聴取などは白幡に丸投げだ。
先ほどのように風紀と連携して仕事をすることは多いが、学管はあくまで風紀の『補佐』が仕事だ。
加害者の奴らを見ていたが、逃げ出すこともなさそうだ。
「白幡ー!俺たち帰るわー」
「ちょっと待て。一応報告していけ」
「…分かった。笹、先行っててくれ」
「了解」
面倒くさい。でも仕事だ。詳細を白幡に報告し、部屋を出ようとしたとき。松山くんに呼び止められた。
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