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ただいま、屯所へと連れて行かれています。そして、何故か米俵を担ぐような感じで沖田総司さんに担がれてます。
「あ、ねえねえ、おチビちゃん。」
「…お、おチビちゃんですか?」
「あれ、嫌だった?」
「あ、べ、別に…」
まさかの沖田総司さんにおチビちゃん呼びされるとは…。
確かに、身長は150cmしかないけれど!だけど!さすがにおチビちゃん呼びは…
そんなこと言った瞬間に目を開けたら三途の川がありそうで、怖いから言えないけれど。
「おチビちゃん、僕のこと何て呼びたい?」
「どういう意味なのか、さっぱりと分かりません」
「理解能力低いよね。おチビちゃん、バカなんだ。」
「もう何とでも言って下さい!」
やられっぱなしで、さっきからこんな感じです。もう頭を上げる気力すらなくて、頭を項垂れた。
「沖田さんか、総司さん。どっちが良い?」
「総司さんだと、恋仲のような呼び方なので嫌です。ぜひとも沖田さん呼びさせてください」
なんだ、そう言うことだったんだ。ようやく理解ができた。彼が、何を言いたいのかを。
理解能力低いよね。って言われても仕方ない
「あっはっはっ!君って面白いね。うん、気に入った。沖田さん呼びでよろしくね」
「はい!」
「…あ、屯所についたよ。気をつけてね?ここ、鬼が住んでるから…」
大丈夫です、貴方が鬼と言いたい人物は誰だか分かっております。苦笑いしながらも、私は沖田さんに担がれながら中へと入っていった
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