第1話

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ジリリリ…ジリリリ…バシィッ!  「うるさ…」 時刻は朝の5時。まだ外も暗い。 「はぁぁ…眠い。」  私は不満を言いながらのそのそと布団を出て、着替えを始めた。 「桜ぁー!!速くしないと間に合わなくなるわよー!!おきなさーい!」 「はーい!!今行くー!!」 私は階段を駆け下りた。 ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ 「ねぇ、ユニバーサルで何乗ろうか?」 「やっぱりジョーズでしょ!」 きゃいきゃいと話す私のクラスメートたち。やっぱり、人は苦手だ。 「それにしても…」 頭いたい。新幹線に乗っているため乗り物酔いしたようだ。何故新幹線に乗っているのかって?私、秦(はた)桜妃(ようひ)は中学3年。つまり、修学旅行に行く途中なのだ。 「お前らー!もう少しで京都につくから用意しとけー!」 「はーい」 下りる準備をするクラスメート。私は嫌々作業に取りかかった。
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