8年前

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「相性とか 付き合ってみないとわかんないじゃーん!」 「やっぱ奈々緒はだめだわあ」 「夢見る少女って感じー」 夢見る、ね。 この中で、私が一番 夢から遠い場所に いる気がするけど。 好き勝手友人たちが言う中、 志藤くんだけが黙ってじっと、 私を見ていた。 彼は苦手だ。 私が隠していることに、 気付いているように思えるから。 彼の視線には気付かないふりをして 私はそっと、 カップに溜め息を落とした。
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