悪夢

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side.太陽 ***** 『あ、あぁっ』 押し入れの中に閉じ込められる。 隙間から漏れ聞こえてくるのは獣じみた母親の声。 僅かな隙間から見えたのは、見知らぬ男に抱かれて歓喜に身を震わせる姿。 あぁ、見たくなかったのに。 やめて。 暗い、怖い。 暗くて狭いところは嫌い。 母親がこういう風になるから。 何度こういうことを繰り返しただろう。 ーー・・・女なんて。 女なんて気持ち悪い。 汚い。 *****
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