第2章 「その時」は突然やって来る

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「ん…朝か?」 窓の隙間から射し込む日差しで目が覚めた。 時計を見ると、まだ6時だった。 学校が始まるのは8時半 まだ2時間以上はある… もう一眠りするか 枕元の目覚ましを7時にセットして布団に入り直した。 はずだった ジリリリリリリ…… もう7時か そろそろ起きないと 目覚まし時計を止めようと腕を伸ばす。 と、そのとき目に入ったのは8時を指す時計の針だった。 ん? もう一度目をつぶってから見直す。 んん? おかしい。 7時にかけたはずだぞ? まあいい、とりあえず 「遅刻するぅぅぅ!Σ( ̄□ ̄;)」 急いでベッドを出ると、自分の部屋を飛び出し、洗面所へ駆け込む。 顔を洗い寝癖を直すと歯ブラシを口にくわえて自分の部屋へ… そして制服に着替え、鞄とスマホを持って準備が整ったところで歯磨きも終了 歯ブラシを洗面所に戻し、口をゆすいでから家を出た。 もちろん鍵はかけた…はずだ。 朝起きてから家を出るまでにかかった時間 約10分 疲れた。 しかし!!! ここからが本番だ 学校まで家から歩いて20分ちょい ギリギリ間に合うかどうか、微妙なところだ …走るか そして俺は学校に向けて走り出した。
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