私と兄

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軽い任務を終わらせ帰りのヘリを待つなか、私は少し素材集めに行っていた。 でも戻って来た時には、他の仲間が狐のようなアラガミに襲われていた。 私は、ただ呆然と見ているしかできなく、仲間が倒れていった。 兄が率いる援護部隊が駆けつけたが、圧倒的な力で壊滅寸前にまで追い詰められ、狐のアラガミは私に突進をしてきた。 不意に横から衝撃がありその場を見据えると、兄の右腕が噛み千切られ、「早くここから逃げろ」と叫んでいた。 これが最後の言葉だった。
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