【番外編】シロちゃんのありえない体験-1

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  ゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。..。.:*・゚ 「……い。おーい」  やけに甲高い声が、俺の意識を引っ張り上げる。  聞き慣れたそれよりも、幾分幼い気がした。 「……ん……」 「あ、生きてる。よかった」  安堵したようなその声も、まだ高い。  何ふざけてんだよ、と思った。こっちは寝てたんだから、そういうテンションは辛い。 「……んー」 「おい、生きてるなら自分で起きろよ。んなとこで寝てんじゃねーよ」  あまりに彼女らしからぬ口調に、瞼を開けることもできずに眉をひそめる。 「ふざけんなよ、ちゃんと喋れ……」 「っさいな。アンタが悪いんだよ。道端で寝こけるとか、バカじゃないの」 「道端……?」 .
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