92人が本棚に入れています
本棚に追加
冷たいことを言いながらも、彼女はその場にしゃがみ込む。
まあ、彼女が俺を見捨てていくわけがないんだが。
「……つーか、お前、なんて話し方だ」
「あん?」
「頭の悪い子どもみたいな話し方は、や、め……」
言いながら顔を上げる。絶句した。
「頭の悪い子どもで悪かったな。オッサン」
「……」
目の前にいるのは、紛れもなく芽衣だった。
ただし、どう見ても14・5歳くらいの。
.
最初のコメントを投稿しよう!