第3話

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「その後に乗り継ぐ、私鉄の時間に、間に合わせたくて…です…」 目を細められた。 さすがにちょっと苦しい言い訳だったかも…。 次に何を言われるのだろう……。 あたしの胸がドキドキとし始めた。 「敬語、やめろよ」  でも、常務はそれとは違うことが気になったようで 厳しいつっこみはそこで絶えた。 「就業時間は終わってプライベートタイムになったんだから」 「そういうわけにはいきません」 「なんで?」 なんで…って、悪びれもなく言われても。 こっちが聞きたいよ!
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