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「命令だ、か」 蝶々を眺めながら、一人呟く。 柄にもない事を言ってしまった。 「今回のは結構堪えたなぁ、流石に」 腕が折れるより、足を失うより、ダメージが大きかった気がする。 「……急がないと世界より先に殺されちゃうな、彼女に、精神的に。あは、は」 コーヒーの味を感じない。 僕は何て弱い人間なんだろう。
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