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一緒に蝶を探しに行くのは、拒否しよう。 深く考える必要もないくらい、すぐに結論は出た。 大体、ふざけるにも程がある。 普段私の見てきたあの人は何だったと言うのだろう。 確かに先代様は常々、あいつは私なんかより遙かに賢い、なんて言ってはいたけれど。 「……」 一人で全部抱え込んで、馬鹿のふりして足までなくして。 「……」 世界を救おうだなんて、そんな、無茶な事を。
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