年上の彼女

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ちょうどその日は給料日で、僕は今日は彼女に飯でもおごろうと、どこに行こうか考えていました。 仕事が一段落つき、昼休みに入り食事に行こうとした時に僕宛の電話がなりました。 その電話は彼女の交通事故を告げる電話でした。 僕はその電話を置いた後、しばらく何のことかわからなかったんですが、『今意識不明だ』という言葉に体中汗ばんだのを覚えています。 すぐに無理矢理会社を早退し、彼女が運ばれた病院へ向かいました。 電車の中で『実はたいした事ないんちゃうかな?』とか自分に都合のいい方にしか考えたくなかったんですが、 『もしかしたら………』って考えると、周りに人がいるのにボロボロと涙が出てきて、すごくさみしい気持ちが溢れてきました。
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