13人が本棚に入れています
本棚に追加
様々な検査や事情聴取が終わり、暗く静かな病室で1人になると、雪に埋もれていた時の記憶が生々しく蘇る
「……ん、…あぁ、あ……」
声を抑え、パンツの中にそっと手を入れ自分を慰める
「……あん、あぁッ…イクッ…」
男の指を思い出し、同じように激しく中を掻き回す
「はぁ、あぁッ……ん」
とろとろと蜜が溢れ、下着を濡らしていくけれど……
「……足りない……あぁ…」
目の端から涙がこぼれ落ちる
もう1本、指を増やして中を掻き回し、もう片方の手で敏感になった芽を摘まむ
「あ、……イ…ク」
絶頂が去ると、蜜に濡れ冷たくなった下着や病院のシーツ、無機質な壁やカーテンなどの現実が静かに降りてくる
私も……
涙はすでに乾いている
私も終わらない饗宴の中にいれば良かった
最初のコメントを投稿しよう!