第1話

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日の光が部屋に入る。 朝だ。 「ん……ねみぃ」 俺、島 来都。 今日も眠いです。 バンッ! 「来都!朝だよ起きて!」 勢いよく入ってきたのは        シマ ヒカリ 俺の双子の姉、島 光里である。 「うっせぇな。起きてるっつーの」 「もう!今日は場所変えるんでしょ?」 「あー、そういやそうだな」 「忘れてんじゃねーよ」 重い体を起こして姉貴の制服に着替える。 「ふぁ……ねみぃ」 「また、昨日の夜中どっか行ってたでしょ。」 「あー……まぁ」 ばれてたか…… 「いつもどこほっつき歩いてんのよ」 「姉貴には関係ない」 「んだとクソガキっ!?」 全体的に無視だが、このことは本当に 姉貴には言えない。 誰にも言えない。
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