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IN学校
「あ、光里おはよ~!」
「うん!おはよ~」
さすが俺、そっくりだ。
この子は、光里の友達の百合香ちゃん……だったけ?
あー、人の名前を覚えるのはやっぱり苦手だ。
「光里!」
「うおっ!?」
「うおっって……あんた、まさか来都?」
「シーッ!」
シノミヤ アン
こいつは俺らの幼馴染、四ノ宮 杏だ。
「この、問題児!また光里と入れ替わってるのね!」
「でけー声で言うな!」
「……はぁ、また今日はなんで?」
杏は席に着きながら言った。
俺も席に着いた。
「まぁ、今日は気まぐれだ。」
「まったく、はっきりいって光里はばかなの!なのに
あんたが場所を変わってさらにばかになってる!」
「……」
なにもいえねぇ
「なんで気まぐれなんかで……あの子の気持ち考えなさい!」
「オカンかてめぇは!」
急に杏が黙った。
「な、なんだよ」
「……あんた、今日の夜中1時なにしてた」
「……は?」
杏は真剣な表情をしている。
「寝てた」
「私見たんだよね。あんたがほっつき歩いてたの」
「きのせいじゃね?」
「女装して何してたの?」
「……」
これは……早々ヤバイぞ
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