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突然右手を掴まれ、驚く俺。
バッ!!!と振り向くと、先程まで転校生を罵倒しまくっていた副会長の姿があった。
い、いつの間に…ッ!?
昴「瞬間…移動だと……!?まさか副会長にそんな技が使えたとは…」
「は……はぁ?」
昴「この俺、無念っ…!もういい、焼くなり殺すなり転校生とイチャつくなりしろ」
「なんなんですか、わけの分からないことを言わないで下さい。ていうか授業はどうしたんです?」
俺の言葉は副会長に蹴散らされてしまった。
クッ…なんて奴だ。
授業はどうしたんです?なんて分かりきったことを。
ふっ、そんなに言って欲しいのなら言ってやろう。
昴「サボりますた((テヘペロ☆」
「風紀に報告ですね、たっぷり絞られなさい」
昴「やめてええぇぇぇっ!!!風紀だけはやめてええぇぇぇっ!!!俺死んじゃう!!こんな若くして死にたくない!!!」
風紀委員………通称歩くエロ魔神風紀、または歩く18禁と呼ばれる風紀委員御一行は、その名の通り、ド変態の集まりである。
もしもあいつらに捕まったら最後、ナニをされるか分かったもんじゃない。
そんな恐ろしいところ、チキンで何より他人のイチャラブを見るのが趣味な俺には行けませんっ!!
昴「ですから!!!!どうか!!!その風紀委員長と書かれた電話帳と携帯を閉じて下さい!!!!!」
あまりの俺の勢いにたじろいだのか、副会長は渋々といった感じで携帯をポケットに入れた。
ホッ……と一息吐いたのも束の間、次の問題がやってきた。
「おぉぉーい!!!どうしたんだよ!?俺を置いてくなよ!」
………地球外生命体マリモックスが接近してきました。
昴「さらばじゃっ!!!」
「どこに行くおつもりで?」
副会長が携帯を手にしたので俺はなすすべなけ副会長の隣にいました、もう終わりかもしれなせんヌ。
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