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◆◆◆
「明日、中島……来るかな」
腕の中の真衣は目を閉じたまま、「ふふ」と意味あり気に笑う。
「来ないんじゃないかな。春歌、最後の賭けに出るって言ってたし」
「え?」
「何でもなーい!」
するりと抜けると、真衣は裸体に白衣を纏う。
初めて目にした真衣の生まれたままの姿を綺麗だなと、俺は素直に思う。
「こんな所、見つかったら……」
「確実に俺達クビだな」
だけど、真衣。最後に俺といてくれて……ありがとう。
【Sunset・完】
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