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蝶
君がいないなら僕は
蝶になりたいとさえ思うほどです。
君に少しでも見ててもらいたいから。
僕が君に捧げた愛をもういらないって
言うんなら、春の空へ窓を開けて
風にのせて捨ててください。
僕は羽を精一杯広げてそれを優しく
包み込むから。
だから僕がまた生まれたその時は
有害だからと踏み潰して下さい。
それが間違いだとしても。
そんなことをできない君だと僕は
知っているのに。
それでもそう思ってないと
僕は綺麗に飛べそうもなくて。
羽ばたき出すよ君の元から。
歩き出すから。僕はこれから。
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