番外編1

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国語と英語は大丈夫だし、数学と理科がなぁ。 私はこう見えて、漢字検定と英語検定を取得しているので文学は問題ない。 ただ、数字が入ってくるとなかなかの出来なさっぷりである。 「うわぁぁぁん!!英語意味わかんないよぉぉ!!ののちゃんヘルプミー!!」 「うわっ?!ちょ、久勝先輩?!」 問題を見て考え込んでいる最中に後ろから抱きついてくる。 何故だろう。周りから殺気っぽいのがこっちに来るんだけど。 「ののちゃん英語検定持ってたでしょー?お願い!教えてー!」 「え、あ、はい。いいですけど…」 「わーい!やったー!あのね、ここなんだけどね…」 「えっと…?」 『空欄に適する語句を答えよ。』 『A:( ) is your birthday?』 『B:( )July first.』 これ、めっちゃ基本的じゃね? ここの学校、英語舐めてんの? 「先生に教えてもらおうとしたんだけど『基本的なことが出来なさすぎる』ってこのプリント貰ったんだけどねー。」 なるほど納得。 「で、それも分からないという事ですか?」 「てへ☆」 てへ☆ じゃねぇよ。
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