第1話

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H本部長は続けて、 「T社長も読んで、 大笑いした。 続けて送れ。 これは社長命令だ!」と言った。 私はホッとすると同時に、 『こっちが体重減らしながら苦労しているのに、 暇なオッサン達やな!』と憤りを覚えたが、 グッとこらえ「かしこまりました!」と元気良く返事をした。 それからは昼休みの時間を使って、 セッセとレポートを書き続けた。 それが、 この『台湾レポート』である。 日本から来た若造を暖かく迎え入れ、 一緒に汗を流してくれた台湾の皆さんに、 心から感謝の気持ちを伝えたい。
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