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正直に言うと、驚きよりも喜びのほうが大きかった。
憎たらしい大学の課題を自分の部屋で済ませていたら、いつの間にか時計の針は午前2時を少し回ったところを指している。
まぁいいさ。
どうせ今日は昼まで休講だ。
それまでゆっくり眠らせてもらうよ。
そう思い、部屋の電気を消して寝ようとしたその時、気が付いてしまった。
晩飯を食べてから一回もトイレに行ってない。
思い出した瞬間、俺は猛烈な尿意に襲われた。
俺の部屋は二階の角にある。
階段から一番離れていて、トイレからはもっと離れている。
ちなみにトイレは一階にしか無い。
俺は階下で眠る両親、そして隣の部屋で眠っている妹を起こさないよう、必死に静かに急いでトイレに向かった。
そして、事件は起こったのだ。
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