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また…………。
また道に迷った……………。
今度は一人じゃ無いから心強いけど…………
このメンツだと違う意味で心配が…………。
えーっと、考えてみたらこのパーティーは僕は剣士、フローラがシーフで前衛カイリはアーチャーで後衛。
回復役がいない……………。
持ってきた回復アイテムも後3つ…………。
考えながら進まないと。
それに、昨日の今日で何かモンスターの数が増えた気がするし。
後数回モンスターとエンカウントしたらやばいかも。
その時、後ろの藪からガサガサっと物音が聴こえた。
カイリが身構える。
僕とフローラは急いでカイリの前に回る。
が間に合わない!
「カイリ!これを飲め!」
そう言いながら僕はポーション中をカイリに投げた。
が藪から現れたのはモンスターではなく白髪の犬耳と尻尾の女性だった。
僕らはボケーっと突っ立てしまった。
モンスターと思った瞬間に人が来るって…………意外にも程がある。
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