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「あ!そう言えば、君たちの名前は?」
あ、名乗るの忘れてた。
「え、と僕の名前はロゼット」
「俺はカイリ」
「わたし~フローラ」
「お姉さんは鈴(リン)って名前なの、よろしくね!」
「うん!」
「よろしくね~」
「おう!」
「よし!とりあえず提灯木の所まで行きましょっか?」
「え?」
「さっき、迷子って…………。」
「そうなのよ、私がいた世界と違うのよね。」
「世界?」
僕たちは首をかしげた。
この人は何をおっしゃっているのでしょうか?
「まぁー、とりあえず久々に頼るわよ!」
そう言いながら鈴さんはカードを2枚手に取り、そのカードを適当に放り投げた。
「さぁさぁ、お出でませ、現れ出ませ!月夜の狼と太陽の狼!ハティー!スコール!」
そう言うと黒い狼と小麦色の狼がカードから現れた。
「えっ?えっ?」
僕やカイリ、フローラはビッりして鈴さんと二匹の狼を交互に見た。
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