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「でっさっきの話だけど、今夜確かめてみようぜ!」
「はぁ?」
僕はあまりの驚きに、こころの声を口にしてしまった。
「あ?文句でも有るのか?」
そう言いながら手のひらで作った拳をちらつかせるカイリ。
「………いいえ。」
「わぁ~!面白そ~」フローラはニコニコ。
反対する者はいないようだ…………トホホ…。
「それじゃっ!今夜10時に武器を持って、西の時計塔の裏手で集合な!」
「はーい!」
「はぁい…………」
そう言い掃除を早々と終わらせそれぞれ解散した。
…………
………………
……………………。
23時、西の時計塔裏手。
秋になったばかりとはいえ………。
「…へくちっ……う~……寒い………。」
それにしても…………二人とも遅いな~………。
これってブチ切れて迎に行ってもいい程度じゃないかな?
でも………
「あまり考えたく無いけど…………置いていかれたって事は」
……………有りえる!!
あの二人なら有りえる!
一人で行ってみようかな…………。
でも話によるとモンスターが多いって言うし………。
「んー…………
まぁ、モンスターが出たら出たでいっか…………。」
僕は西の門に急いで向かった。
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