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「デストロイ君!痛がってるからやめなさい!」
「そうだぞ大島!早く放してあげろ!」
統一性ねぇな!
確かに呼び方は自由だけど…アレキサンドリューに関してはダメだろ!
誰かわかんねぇわ!
「シカタナイネー。タナーカ&ナカータニメンジテハナシテヤルネー、ワタシニカンシャスルヨロシ!」
「田中!中田!サンキュ!!助かったわ」
「いえいえ!礼には及ばないよ。ね、タナやん!」
「な!ナカタ!」
あ、そこナカやんじゃないのね
ちょっとニュアンスが片言になっただけかい!
田中と中田はニコニコ笑いながら手を取り合うと、天使の笑顔で
「「柱間君は那樹先輩に攻められないとだから!」」
と声を揃えて言った。
…ヤバい、コイツら桐火とおんなじやつだわ
極力コイツらには近づかないで置こうと心に決めると同時に、アレキサンドリューが拗ねたように頬を膨らましていた。
「ワタシニカンシャスルネー!」
「ゲフゥ!? 何で俺なん…いてっ!いたいいたい!!」
アレキサンドリューは涙目で叫びながらいつの間にか窓枠に肘をついて涼んでいた桐火の脇腹に何処から取り出したのか、箸をブスブスと刺していた
桐火は何で自分が刺されてるのか分かってねぇらしい。
いやー、とんだとばっちり受けたな。
ドンマイ桐火!
俺は桐火に笑顔で親指を立てると
「すまん、ドンマイww」
心の底から嘲笑ってやった。
「お前が原因かぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!いたいいたい!さ、刺すなって!」
いやぁー、清々しいなぁ。
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