プロローグ

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「は?お前何1人でぶつぶつ言ってんの? いいから俺だけ見とけよ。ぎゅってしとけって。」 手はここねっ 笑顔は愛くるしい子犬様なのに 行動はまさに外道ですね。 はい、鬼畜様ですね。 なかなか指示通り言うことを聞かず バタバタ暴れる私の手首を一括りで頭上にまとめ 「わかってねぇーな。お前に拒否権ないから。」 語尾にハートつかんばかりの優しい口調なのに 何故でしょう。 この悪寒は。 はい、目が氷のようです。 わかります。お怒りですね。 「私悪くないぢゃん。離せ鬼畜外道っっ」 とは言えない弱気なチキンな舞さん、、、。 「痛いっすよ、、、離してもらえませぬか?てへ」 ふざけてしまった上に年下に謎の敬語。 ぐわぁああああっっ 28才なのにっ 年上なのにっ 大人な女性なのにっ 悔しさと恐怖で涙が滲みます。 いつから 私は彼の下僕になったのでしょうか、、、。 疑問が渦巻いてる最中も のむはいやらしく動く手をとめずにエスカレートしていく。
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