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「のむ」
こと野村健太との出会いはしょうもない始まり方だった。
その頃の私は、、、
のむもかな。
お互いこんな関係になるとは思ってなかった。
裏の顔。
仮面の内側の二人だけの秘密。
スーパーの深夜バイトを副業でしてた私。
のむは近くに越してきた大学生。
なつっこい子犬みたいな笑顔と性格で話しかけてきたのむに
「なんかかわいい弟ができたみたーい」
なんて感覚で相談に乗ったり
たわいない世間話や夢の話を毎日かわしてた。
身長182センチ
身長は大きいけど
華奢な体型。
猫みたいな癖っ毛に
女の子みたいな中性的な顔に警戒心は皆無だった。
「そういえば、舞って何歳なん?」
佐賀の方言が抜けない喋り方に
へらっと
「あは、また佐賀出てるよw
てか言わなかったっけー?あたし27だよー」
「はぁああッッ?まぢかよっ」
∑ビクゥっ!!!
「まぢかよ、、、、。詐欺だ。」
いや
詐欺した覚えは全くないです。
「1個とか2個上と思っとった。姉サンやんwつーかアラサーやんww」
「だwまwれw」
のむは未成年と思いきやギリギリ成人してるとのことで←
何故か盛り上がり
飲みに行こうっっという流れに。
あのとき
店員とお客さんぢゃない関係が始まったんだ。
店員とお客さんのままでいれたら苦しまずにいれたのにな。
子犬に癒されて今も
相談を聞いていたかな。
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