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孤意
善意の旗印に共鳴した輩が
レジスタンスの雪を溶かす
孤独の穂先で闇を切ったら
腐った負け犬の臭いが溢れ
逆らいたがる衝動に抗った
鳥のさえずりを足跡に埋め
警鐘が思春期の日記を曝す
無意識に年号を考えていた
そろそろ縁起も悪くなると
自由の歌の後ろが狭くなる
体液が酸性になるのを感じ
発する言葉が禁断になると
自分は逃げ足だけと気付く
そしてツバを吐いたら雨が
虹を作る瞬間を見つけてた
濁った水溜まりを踏んでも
ぬかるんだ両足は疎ましい
その中を巡る鼓動の熱達が
他者と共振し己を縛ってた
解放したかっただけなんだ
命の汚れを一つづつ落とし
突き抜けて錬度を上げたら
魂のスピードが加速してく
そしてひとしきり矮小して
いつしか初心に返っていく
変化こそが不変だと知って
無知と未知の隙間に落ちる
孤独は独りではできないと
遺物を巡って痛感したけど
もう手遅れだったと知った
もはや願う事も許されない
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