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節季
雑音混じりの電波の先で
シナリオが表現したのは
坂道の先に聞く蝉しぐれ
湿度が変わる度に躊躇う
言葉の秘密に包まれたら
遠い季節が質素になった
幼い約束を青春に刻んで
ひらりと風を遠ざけてる
多分今日は何かの記念日
少し違えたまま目的地を
洗濯してしまったら後悔
畳んだ羽根に別れを告げ
シマシマの模様を描いた
明日季節が終わるみたい
ため息の色に悩んでたら
音楽に変わった奴の姿が
自分を悪者へとしていく
通称だけの存在を見失い
その時を怯えて待ってた
脳の焦げる匂いに触れて
中途半端に段落を変える
衝撃波の問い掛けに答え
靴のデザインで悦に入る
錬金術と呼ばれた行為で
名もない時間が過ぎたら
宇宙についての絵日記を
自分のキャリアにしまう
とりあえず歳を取ろうと
若気を粉末にして飲んだ
感銘を受けたその時から
選ばれる為の努力を止め
季節の隙間を探していた
違う自分は未発見のまま
大事な時間が過ぎていく
いつしか価値観が変化し
自分に兄弟ができていた
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