中学生、不器用猫系女子?

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朝のホームルームが終わったかと思ったら、珍しく朝から来たヤンキー集団が廊下に立っている。 「おはよ、何してるの?」 「あっ、カオルー!!! ねぇねぇ、優太来たー?!」 「転校生?いるよ?」 すぐ後ろの席の山中くんを指す。 「おはよ!優太!」 「おっ!愛佳!!」 途端にテンションを上げて駆け寄る山中くん。 長い前髪から覗く笑顔が輝いていた。 「コイツ、山中先輩の弟だよ!」 「え、山中先輩の?!」 目が合う前に、山中くんはうつむいた。
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