秋田県あるある編

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『きりたんぽ』 ※シノ 「秋田県といえばそう!きりたんぽ!炊いたお米を潰して棒に巻き、焼いたシンプルな伝統料理ですよね~───」 テレビの中で、とある局のアナウンサーが笑顔で話していた。さすがアナウンサー。作り笑顔ではなく自然の笑顔だ。 話の内容はご覧の通り、秋田県の伝統料理きりたんぽ。小さい頃からよく食べてきた。 小学校の行事で『なべっこ遠足』というものがあった。キャンプ場に行き、班ごとに分かれきりたんぽ鍋を作る。今となっては良い思い出だ。 だが、一言物申したい。ずっと思っていたことを。ずっとイライラしていたことを。 「秋田県民はそんなにきりたんぽ食べないんじゃボケェ!!きりたんぽよりだまっこ食べるわ!!何が秋田県といえばきりたんぽだぁ?しょっつる、馬肉、熊鍋、まだまだ有名な鍋があるだろうが!!」 秋田県=きりたんぽ という方式を全力で断ち切りたい。
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