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「そっかそっか。」
「何一人で納得してるんですか気持ち悪い。」
「お前……敬語忘れてるぞ。」
「忘れてないですよ。敬語って相手を敬うときに使いますからね。」
「………まあいい。」
諦めた妖王は募集条件の最後のひとつを見る。
(あの変態が!!)
「ルイお前身長いくつだ?」
「さっきから何なんですか?」
「気にするな。さあいくつだ?」
ルイはあからさまに機嫌が悪い。
「…………」
「なんだ?早く言え。」
「………です。」
「は?」
「だから146㎝です!!」
「うわ、ちっさ!!」
「うるせぇ!!これでも毎日牛乳飲んで背伸ばそうとしてんだ。今に見ておけ。」
ルイの目には涙が溜まっている。
「おぉ……すまんすまん。」
募集条件三
身長150未満であること。否それ以上は認めない。ロリ、ショタ大歓迎!!
(条件三もクリアか決まりだな。)
妖王は書類を封筒にしまい口を開いた。
「ルイ決まったぞ留学生。」
「何処の誰ですか?」
「ここのお前。」
「…………は?」
ルイは訳がわからず聞き返した。がよく考えたら先程の質問を思い出すと全てが繋がる。
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