9人が本棚に入れています
本棚に追加
『グルルァ…!』
怒りの唸り声をあげながら、地を這うように迫る青い豹。
それめがけて、キバーラが放つ一撃。
それはまさに一撃必殺であった。
当てたのは剣の柄。
その瞬間、青い豹は地面をのたうち回る。
苦しんでいる。それは間違いないのだが
『笑ってる?』
そう、奴は笑い死にしそうになっていたのだ。
そこに降り下ろされる渾身の一撃。
『……』
なんて恐ろしい技だ。
と、呆けていると
『ぐわっ!』
女豹の振るう錫杖に吹っ飛ばされてしまった。
『あたた…こんにゃろうやりやがったなぁ…!』
次に振るわれる錫杖を手刀でいなし、鳩尾に拳を叩き込む。
『Set!チェーンジッ!仮面ライダー!メテオ!』
そのままメテオへと姿を変えると
『ホォオオォ…ワタタタタタタ!ホワチャー!』
圧倒的な手数の拳を叩き込み、女豹を最後の一発で吹っ飛ばす。
『Meteor on!ready? Meteor!Rimit Break!』
『お前の運命は俺が決める!なんつって!ォオオオオオ!ワチャアァアア!』
蒼い隕石群のごとき拳の雨を浴びた女豹は、跡形もなく四散するのだった。
最初のコメントを投稿しよう!