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『グルルァ…!』 怒りの唸り声をあげながら、地を這うように迫る青い豹。 それめがけて、キバーラが放つ一撃。 それはまさに一撃必殺であった。 当てたのは剣の柄。 その瞬間、青い豹は地面をのたうち回る。 苦しんでいる。それは間違いないのだが 『笑ってる?』 そう、奴は笑い死にしそうになっていたのだ。 そこに降り下ろされる渾身の一撃。 『……』 なんて恐ろしい技だ。 と、呆けていると 『ぐわっ!』 女豹の振るう錫杖に吹っ飛ばされてしまった。 『あたた…こんにゃろうやりやがったなぁ…!』 次に振るわれる錫杖を手刀でいなし、鳩尾に拳を叩き込む。 『Set!チェーンジッ!仮面ライダー!メテオ!』 そのままメテオへと姿を変えると 『ホォオオォ…ワタタタタタタ!ホワチャー!』 圧倒的な手数の拳を叩き込み、女豹を最後の一発で吹っ飛ばす。 『Meteor on!ready? Meteor!Rimit Break!』 『お前の運命は俺が決める!なんつって!ォオオオオオ!ワチャアァアア!』 蒼い隕石群のごとき拳の雨を浴びた女豹は、跡形もなく四散するのだった。
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