邨田 零次 その1

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「ええ、端的に言えばそうです」マリオネがそう答えて、「そして、それ以上の説明は不要ですね。神経衰弱をしたことがない人は挙手していただけますか?」  マリオネの問いかけに誰も手を挙げなかった。 「よろしい。では各高校から代表者2名を選出してください。このゲームは代表者2名のみでゲームを行います」 「……負けたら、どうなるの?」 「おやおや負ける前提の話ですか……ご安心ください、今までとなんら変わりません。参加した代表者が死ぬだけです」  無慈悲なまでに容赦がないな。オレっちは呆れて、肩をすくめる。
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