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彼の「心の重み」を与え、
彼は人生で初めてカラを使った。
会社員を助ける為に。
しかし救助隊がきて、救急隊が駆けつけたときには
会社員は・・・。
田中はその頃からやさぐれて今に至る。
「クソッ・・・・」
ヒソカはその事実を知らない。
「そんなことはない!」
「・・・は?」
「お前の「心の重み」はそんなものじゃない!!」
「ただ相手が悪かっただけにすぎない!!」
田中はそれを聞き
「・・・・くッ」
「ありがとう」
誰もが仲直りを思った。騒ぎを聞きつけたくさんの生徒、
教員がいた。
「とでも言うと思ったか?」
誰もが耳を疑った。
「・・・え?」
田中も驚愕した。
「・・・ククク、お前バカか?敵と仲直りなんて
無理に決まってんだろ。
だいたい何ハッピーエンドで終わろうとしてるの?
お前、僕の高校の職員室壊してるんだよ?
謝って済む問題じゃないんだよ。
お前がどんな風に「心の重み」を手に入れたか
知らないけどさ、どうせ下心とか、欲望でしょ?
ないわー。
ていうか何泣いてんの?泣けばどうにかなる
なら鳴けよ。犬みたいに鳴けよクズがっ!!」
橘は信じられないという顔で見ていた。
確かに田中が行ったことは簡単に済ませられる
訳が無い。
死傷者だって少しはいるはずだ。
しかしかといってひどすぎると思う。
あそこでヒソカが取り押さえていればすべてが
終わっていたのだ。
「っな、なんなんだよっ!!お前に俺の
何がわかんだよ!!」
「わかんねーよっ!!」
と言うとヒソカは走り出し田中の腹を勢いよく
蹴りつけた。
「っがっ!!!」
田中は腹を抱え嗚咽を漏らし、嘔吐した。
「っきったないなーっ!!」
そういって何度も何度も腹を蹴りまくる。
生徒らは
モブA「なにあれー?」
モブB「最低だな」
など、自分たちが攻撃されたのにかまわず
言っている。
「え??何言ってるの君たち?君らの校舎
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