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マッシュポンの声が終わらないうちに、
マシュマロになったキョウコさんは
ベッドをポーンとはねて、
窓の外にボーン。
「きゃー。どこにいくの」
雪のふるなかを、マシュマロキョウコさんは、
とびます、とびます。
とんでとんで、高いビルのおくじょうに、
ボーンとはねてとまりました。
「ふう、びっくりしたよー」
ビルのおくじょうは、ゆきでまっ白。
キョウコさんのマシュマロもまっしろ。
「あ、マッシュポンだ」
「マッシュポン」
そんな声が聞こえたかと思うと、
キョウコさんマシュマロめがけて、白い小さな
ゆきたまが集まってきました。
たくさんの、ゆきたま。
ころがっているのかとおもったら、
よくみると走ってます。
ゆきたまには手と足がありました。
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