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「ディア、貴女は私の神妃になる女性です。聖鳥ガルダの神妃ともあろう女性が無装飾などとんでもない。」
「婚約指輪と首飾りだけで良いもん!鷲の指輪もあるし!」
首を振り、ディアの頬を撫でながら静かに話す。
「今日は特別な日なんですよ?私達が結ばれる特別な日。事実上、夫婦となる日なんですよ?」
「え、結婚式は来月でしょ……?夏休みに入ってからって言ってたじゃない。新婚旅行に行くからって……。」
「嫌ですか?まだ夫婦の名乗りをあげたくない?」
ぶんぶん首を横に振る。
「そんな事ない!なる!ガルダの奥さんになる!」
わーんと泣き出すディア。
今日奥さんになれるとは思わなかったのだ。
涙を流す彼女を抱き締め口づける。
「ね?だから受け取って下さい。夫から妻への最初のプレゼントです。」
こくりと頷くディアの頭に、豪華なティッカが乗せられた。
「ふぇ~ん、豪華すぎる~、ありがと~、ガルダ~、」
「どう致しまして、私の可愛い奥さま。」
ちゅっと頬に口づけて。
泣き止んだディアと化身を解いたガルダが、誕生パーティーの会場に姿を現す。
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