31人が本棚に入れています
本棚に追加
元コンピュータの父親と、生まれ変わってきた母親。
あの日、二人の出逢いから再会までを話して聞かせた。
「そ、そうよ。パパ達の話をマルクにも教えて……自分達もそうなりたいねって話してて……そ、それで……。」
「はは、それじゃ私達に感化されてしちゃったんですね。んー、親の責任ですね、これは。」
「って事は、責任取ってすぐにプロポーズした訳?」
病院のベッドの上でプロポーズしたマルク。
何であのタイミングだったのか不思議だったとシルビアが言う。
「せ、責任って訳じゃ……。愛してるからプロポーズしたんですよ。手放したくなかったし。」
「父さん16でプロポーズしたの!?今の俺と同じ歳で!?あり得ねぇ!」
「プロポーズだけだ!結婚は大学出た後だからな!あり得なくないだろ!」
「ってゆーか二人共一途だな。他の相手いた事ないんだろ?一途は遺伝だったのか……。」
ナイト家の家族を見れば良く分かる。
シャスタとシルビアは言わずと知れた一途な夫婦。
マイケルとクリスも生まれ変わりの夫婦だ。
マルクとソフィアは同じ家に産まれて一緒に育ち、共に戦い愛し合って結婚した。
ディアだって同じだ。
8歳の時から一人の男を想い続け、7年経ってようやく結ばれる。
だったら俺は……?
.
最初のコメントを投稿しよう!