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「ティム!貴方何したんですか!」
現れたのは怒れるヴィシュヌ神。
化身もせずに降臨し、ティムを睨んでいた。
「な、何の話!?俺、なんもしてないし!」
もの凄い形相で睨まれ、その怒りが何なのか分からずおろおろする。
「ちょっとヴィシュヌさん、そんな顔して美男子が台無しよ?説明しなくちゃ話が見えないでしょ?」
ため息をついてシルビアが問う。
「これが怒らずにいられますか!ファルミナに……7歳の子供に手を出しましたね!?」
「はあ!?んな訳ないだろ!?俺ロリコンじゃねぇし!」
「どの口がそんな事を言うんです!?何もしていなかったら何でこんな事になるんですか!」
ティムの胸倉を掴み拳を振り上げる。
「孫に手出ししたら殺すわよ。」
ギロリとシルビアに睨まれ動きが止まった。
「な、殴らなきゃ気が済まない!殺されても良いから殴らせなさい!」
そこまでの怒りとは何なのか。
当の本人にはまったく身に覚えがない。
「お父様の馬鹿っ!ティムお兄ちゃんは悪くありません!私が勝手にやったんです!」
その言葉にみんなが少女を見る。
お父様?
ティムお兄ちゃん?
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