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「父親に向かって馬鹿とは何ですか!いきなり反抗期ですか!?ティム!貴方のせいですよ!」
「って、ファルミナなのか!?何で大きく!?てゆーか何で俺のせい!?」
「貴方がたぶらかしたんでしょう!?恋人になるってきかなくて!歳が離れすぎているから恋人にはなれないって諭したんですよ!諦めたと思っていたのに!今日になったら自分で勝手に成長して降りちゃったんです!」
言い終わって息を吐くヴィシュヌ。
「俺……何もしてないし。訳分かんねぇ。」
ため息をつき、ファルミナを見る。
目が合った途端に抱きつかれた。
「お前、何で大きくなったんだよ……。昨日まで小さかったのに……。」
と、昨日までの調子で頭を撫でながら思い出した。
さっきファルミナとディープキスをして……。
俺の相手って……。
「わああっ!お、俺ってロリコン!?嘘だーーっ!」
ショックで項垂れた。
「ティムお兄ちゃん?ロリコンじゃありませんよ?私、16歳に成長したんです。」
「そうよティム。ファルミナは貴方の相手だし、16歳になったんだから問題ないでしょ?」
「けどさぁ……、昨日まで7歳だよ?アレックス達と同じだったのに……いきなり16って……。」
ため息をつく。
確かに今のファルミナは16歳の少女だ。
だが現実味がない。
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