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「こ、このませガキ!何て事言うんだよ!」
「え、でも、16歳の誕生日に恋人達はメイクラブするんでしょう?ディアお姉ちゃんがそう言ってたから、下界ではそうなのかと……。違うんですか……?」
「あの馬鹿!7歳の子供相手に何話してんだよ!ペアだったから良いようなものの……ってディア!」
「何よ~、ロリコンティム~。」
邪魔するなと言わんばかりに嫌みを言う。
「ロリコンじゃねぇ!つーか、お前らはっきりしたのか!?」
「何が~?」
「だから!ペアだよペア!」
ハッとする二人。
すっかり忘れていた。
「おばあちゃん!私達ペア!?」
「あ、忘れてた。ん~……あ……。」
「な、何!?ち、違うの!?」
シルビアの反応に不安そうな顔をするディア。
シルビアがニッと笑う。
「おめでとう、二人はペアよ。良かったわね。」
額に手をかざされ、ペアが認められた。
「やった!正式なペアよ!」
「良かった……。これで別れる事はないんですね……。」
喜ぶディアとほっとしているガルダ。
離婚という二文字が消えて無くなった。
「ほらほら、ペア誕生の初キッスしなさいよ。」
ニヤニヤ笑いながらキスを促している。
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