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首を傾げながらも、ペア確定を祝って言う通りにした。
「愛してますよ、ディア。」
「うん。私も愛してる。ガルダ大好き。」
ふふっと笑う彼女の頬に手を添えて。
唇を重ねた途端に目を見開く。
「んーーっ!」
「わっ、わあっ、」
くたくたになって座り込むガルダとディア。
どうしたのかと集まる家族達と、大笑いしているシルビア。
「え~ん、立てな~い、」
「こ、腰が、な、なぜ、」
ショックで化身も解けていた。
爆笑するシルビアにかぶりを振り、創造の光を浴びせるシャスタ。
「先に言わなきゃ駄目じゃないですか。魂レベルは覚悟していないと腰が抜けるんですから……。」
「あはははは、本当に腰が抜けるか好奇心が疼いちゃって。」
「すげぇ~、本当に腰って抜けるんだな。うはっ、でかしたぞシルビア!良いもん見させてもらった!」
「でしょ!?お兄ちゃんならそう言うと思ったわ!」
再び笑い出すシルビアとレイフ。
好奇心の塊にシャスタがため息をつく。
「あまり笑っちゃ可哀想ですよ。まったく……。どうしてあなた達はそんなに好奇心が強いんでしょうね……。」
シャスタの言葉に「遺伝~」とハモる二人。
そう、母親アンナの遺伝なのだ。
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