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「それにしても、キスで腰が抜けるなんて驚きよね。メイクラブでなら分かるけど。」
結果に満足したシルビアがクスクス笑ってそう言った。
「ぶはっ、そういや抜けてたな。魔城を破壊した後によ。」
思い出し、げらげら笑うシヴァ。
何年前の話よと、一緒になってシルビアも笑っていた。
「あ、そうだ。おばあちゃん、俺は普通のペアなんでしょ?」
「あら、あなた達も魂レベルよ?」
「え?さっきしたけど何ともなかったし。」
首を傾げるティム。
「し、した!?したって何を!?」
「キスですわ、お父様。」
「わあああっ!ファ、ファルミナが女になってる!昨日まで7歳の女の子だったのに!」
現実を見たヴィシュヌが頭を抱えて悲鳴をあげていた。
「一気に大人にしときゃ良かったな。セフィーナと張り合うから罰が当たったんだよ。」
ヴィシュヌの肩をぽんぽん叩き、勝ち誇ったようにシヴァが笑う。
「あー、で?何で何ともなかったの?」
「まだ認めてないからよ。」
そう言って額に手をかざす。
これでOKだと言われ、試しにキスしてみた。
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