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「うわ、ほんとだ、腰抜けそうになった。」
「す、すごいです……。気を抜くと腰が抜けてしまいますね……。」
「ひいいっ!ヤったら許しませんよ!16でエロい世界に入るなんてとんでもない!」
自分達の経験を踏まえ、娘もああなるのかと思うと許可などできない。
「悪いけどヤっちゃうよ。ディアに負けたくないし。」
「ティ、ティム!あなた死んで下さい!」
「お父様!ティムお兄ちゃんを殺したら私も死にますからね!」
「い、一途!ラクシュミーに似て一途!私のファルミナが変わってしまった!」
「だから諦めろって。もう嫁に出しちまえ。」
嘆くヴィシュヌに追い討ちをかけるシヴァ。
からかって楽しんでいるのだ。
と、20時を告げる時計の音が響いた。
「ディア!行きますよ!」
鳴り終わるや否やディアを横抱きに走るガルダ。
目指すは彼女の部屋のベッドの上。
2年間待ちに待ったその時がようやく訪れたのだ。
「ファルミナ!俺らも行くぞ!負けて堪るか!」
ファルミナの手を引き自室に向かうティム。
本当は勝負などどうでもいい。
待ち続けた相手がようやく現れたのだ。
既に愛してしまっているファルミナを、愛したくて堪らなかった。
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