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2年間のそれは、秘密裏に行われて来た後ろめたい行為。
だが今日この日、二人は夫婦となった。
今の二人に怯えはなく、互いの愛だけを感じて愛し合っている。
途中でやめる必要のないその行為……。
歯止めの効かないガルダの愛を、ディアは微笑んで受け止めた。
「天界人は……疲れ知らずだね……。少し休憩させてね……。」
何度めかの愛を受け止めた後、ディアがぐったりしてそう言った。
「今日はもう良いですよ。ゆっくり休んで下さいね……。」
「うん……。ごめんね……。」
「私こそ……。ディアがまだ人間だって事を忘れていて……。」
頭を撫でながら謝罪する。
「謝らないで……。私……幸せだよ……。ず~っと好きだったガルダと結ばれたんだもん……。」
「ありがとう、私を愛してくれて……。大事にしますからね……。私の可愛い神妃……。」
ふふっと微笑んだディアを抱き寄せて、髪を撫でてキスをする。
そのうち眠ってしまったディアだったが、それでもガルダは慈しんでいた。
可愛い寝顔を眺めながら、いつまでもいつまでも慈しんでいた。
事実上夫婦となったこの日から、二人は毎日愛し合う事となる。
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