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「ガルダに全然嫉妬していませんね。どうしてです?」
「あー、何かコンピュータ時代の自分に似てるんだとよ。」
「あ、なるほど……。触れ合えない分、愛情を注いで彼女の望みを叶えていましたね。笑顔が見られるなら何でも出来る。そう言っていましたっけ……。ガルダも同じ事言ってましたよね。」
「はい。彼女の為なら何でも出来ます。」
きっぱり言い切るガルダに苦笑するヴィシュヌ。
「だったら遊びに来いよな。アニマルパラダイス、すっげぇ楽しみにしてたんだぜ?お前がいない分ガネーシャのネズミで我慢してたけどよ、ず~っとぼやいてたんだからな。」
「何でシヴァまで嫉妬しないんです?」
「こいつ無害だからな。それに俺もシルビアに喜んで欲しいし。やっぱ笑顔が一番だろ?」
確かにとヴィシュヌが同意する。
ガルダもこくこく頷いていた。
「さて、私達も行きますか。子守頑張って下さいね。」
「何ならファルミナも預かるか?」
「いえ、結構です。愛娘を他人任せになんか出来ませんよ。」
「んな事言って、宴会の時は放っといたよな。」
「あ、あれは、その、止まらなくて、」
「な?文献に書かれてる俺とパールヴァティーの事分かったろ?」
恥ずかしそうにヴィシュヌが頷く。
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