駄々っ子ファルミナ

6/8
前へ
/463ページ
次へ
「痛ーーいっ!お兄ちゃん痛いーーっ!あーーん、痛いよーーっ!」 幼い子供のように泣きじゃくるファルミナ。 16歳に成長したと言っても昨日までは7歳だったのだ。 わんわん泣いているファルミナにため息をつき、刺激を与えないよう身体を起こす。 「馬鹿だな……。処女膜ってもんがあんだろーが……。」 頭を撫でながら、痛みが治まるのを待つ。 しばらくして落ち着いたのか、ようやく彼女が泣き止んだ。 「大丈夫か?勝手にやんのが悪いんだぞ。初めてのくせに自分から突っ込みやがって。」 「ふぇ、痛いなんて、思いませんでした、から、」 「バ~カ、ませガキめ。ははっ、ほんとませガキだ。」 笑って口づけ体勢を入れ替えた。 「で?どうすんだ?このままやっちゃうか?」 「い、痛いから、や、やめます……。」 「だ~め。今更やめらんねぇよ。」 それを聞き、泣きそうな顔をする。 「あのな、痛いのは最初だけだ。こっからは気持ち良くなるんだぜ?」 「う、嘘です……。こんなに痛いのに……気持ち良くなるはずありません……。」 「大丈夫だって……。俺が愛してやるから……心配すんな……。」 言いながら額や頬に口づけて。 痛みを忘れるほどの快楽を与える。 .
/463ページ

最初のコメントを投稿しよう!

31人が本棚に入れています
本棚に追加