ディアのプロポーズ

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男女共に満足できる作りの写真集。 乗り物達の写真も数枚載っていた。 これで子供達の心もがっしり掴むだろう。 「こうして見ると欲張りすぎていませんか?売上アップの為にやりすぎた様な気もしますね。」 「文字通り売上アップの為よ。全てはFLAGの為なんだから。」 そう言って笑っている二人の所にソフィアが駆け込んで来た。 「すっごい反響よ!サイン会とかの問い合わせもいっぱい来てる!サイトの方にも書き込みがすごいのよ!」 「落ち着きなさい、ソフィア。興奮しすぎですよ。」 「だって売り切れ状態で買えないってコメントで埋め尽くされてるのよ?早く増版の手配しなくちゃ。」 「じゃあ手配しておくわ。来月の学園祭前にサイン会もやっちゃいましょ。前みたいに寄付集めもしてね。」 「撮影会もするんでしょ?神々に集まってもらわなくちゃね。」 それぞれが、それぞれの手配の為に慌ただしく動く。 そしてサイン会当日。 控え室では神々がそわそわしていた。 「儂は大会の時の姿で良いんじゃな?」 「私とラクシュミーは普段の姿ですね?」 「ええ、宜しく。あ、ガルダは鷲の姿よ。んーと、ナンディンも来てるし、来られないのはアイラーヴァタだけか。」 さすがに象は無理だし、牙が4本だと怪しまれるからと、残念そうに彼女が言う。 .
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